記事検索はこちらで→
2023.09.25

WING

ボーイング、米空軍にT-7レッドホーク正式納入

 セントルイスで試験継続、その後エドワーズ空軍基地へ

 ボーイングは米空軍に対して、「T-7Aレッドホーク」を正式に納入したことを明らかにした同社の「X」(旧Twitter)上に、去る9月16日(現地時間)に投稿した。
 ボーイングによれば、納入した機体はカリフォルニア州エドワーズ空軍基地へ移駐する前に、ミズーリ州セントルイスで試験を継続する予定にあるとした。
 「T-7Aレッドホーク」はボーイングとサーブが共同開発したジェット練習機。米空軍はこの機体を実に計351機もの大量導入を進めることを決定。超音速練習機「T-38タロン」の後継機として、T-7Aを航空教育・訓練軍団(AETC)隷下の部隊がある5基地に配備することを計画しており、F-35、F-22、そしてB-21などといった機体を操縦するためのパイロット養成に活用する方針だ。
 またボーイングとしては、現在繰り広げられている日本の練習機商戦を含め、世界各地の市場に注目している様相だ。
 とりわけ日本市場に関しては、同社幹部がライセンス国産の可能性を示唆するなど、秋波を送っている。

※この記事の概要
・ボーイング、サーブ共同開発の米空軍向け練習機
・高い拡張性、今後登場する戦闘機・爆撃機訓練にも柔軟対応
・訓練器材と一体開発で高い訓練効率を実現 など