★エジプト、今後5年間で訪問客3000万人台実現目指す

　今年は過去最高の訪問者数見込む、観光資源の多様性を訴求

　エジプト政府観光局のアムル・アルカディ長官ら幹部が来日し、9月25日に旅行業界関係者向けのセミナーを開催した。セミナーでアルカディ長官は「今年の世界からの訪問客数が過去最高となる1500万人以上に達する」という見通しを示した上で、「今後5年間で観光客数を倍増させる」とし、3000万人台の実現を目指していく考えを明らかにした。この目標実現のために従来から注目されている歴史的な観光素材に加えて、ビーチや砂漠など自然をテーマとした観光素材も積極的に訴求。多様性のある観光が実現可能である点をアピールしていく。さらに航空会社や旅行会社に対するサポートプログラムを充実させていくなどBtoB向けの取り組みも強化していく考えだ。
　また、日本市場に対しては「日本の旅行業界のパートナーのみなさまと一緒に日本からの観光需要を増やしていきたい」と訴えるとともに、エジプト航空の直行便運航再開を契機として、エジプト国内への新たなエリアへのツアー造成を促す施策に取り組んでいくとした。

※写真＝エジプト政府観光局のアムル・アルカディ長官（左）と駐日エジプト・アラブ共和国モハメド・アブバクル特命全権大使（右）

　23年の世界からの訪問客数、1500万人超に
　自然関連の観光資源もアピール、BtoB向け施策も強化