★トルコ古代都市ゴルディオンが世界遺産登録

　サウジアラビアのリヤドで開催された第45回ユネスコ世界遺産委員会で、トルコ・アンカラ県にある古代都市、ゴルディオン遺跡がトルコで20番目のユネスコ世界遺産に登録された。ユネスコをゴルディオンを「鉄器時代の独立王国フリギアの古代首都の遺跡を包含する重層的な古代集落。遺跡の考古学的発掘と調査により、フリギア文化と経済を解明するための建築技術、空間配置、防衛構造、埋葬の習慣を記録した豊富な遺跡が発見された」と評価した。
　ゴルディオン遺跡の集落は、隣接するヤッスホユック墳丘に初期青銅器時代（紀元前2500年頃）の出土品が発掘された。ゴルディオンと園周辺には4500年間、人が途絶えることなく居住していたことから、世界でも稀に見る長期間の定住の歴史を持つ地域となっている。

※写真＝トルコ古代都市ゴルディオンがユネスコ世界遺産に登録