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2018.11.13

WING

岩屋防相、玉城沖縄県知事へ基地負担軽減約束

集中協議で県と政府の「実りある成果期待」

 普天間飛行場の辺野古移設を巡る問題で、岩屋毅防衛大臣は就任後初の沖縄県訪問を行い、11月10日には玉城デニー県知事をはじめ、関係自治体首長らと会談を行った。岩屋大臣は玉城知事との会談後、戦後70年以上経った今も、県の基地負担が大きいとして「何としてもこれを軽減していかなければいけないという思いを新たにした。これは、政府の責任」と、考えを述べた。そして改めて、普天間返還のため「辺野古への移設を実現したい」ことを強調。さらに、在日海兵隊のグアムなどへの移転も着実に進めていくと話した。
 政府は玉城知事の要請を受けて、約1ヵ月間かけて杉田和博官房副長官と謝花喜一郎副知事が協議を行う。ただし、政府側と県側とでは意見が異なり、政府としては辺野古移設を進めていくとし、県としては国地方係争処理委員会で申立てを行う構え。その上で、両者が協議を行っていくことになる。

 

※写真=岩屋大臣が沖縄で玉城知事らと会談した(提供:防衛省)