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2023.10.02

ウイングトラベル

★NAA田村社長、旅客300万人超「コロナ禍以前の水準」

 20年1月以来の規模、国内線は過去最高の旅客数に

 

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は9月28日に開いた会見で、8月に成田空港を利用した航空旅客数が前年同月比91%増の321万1175人になり、2020年1月以来となる300万人超になったことを説明した。そのため、20年2月から新型コロナウイルスの影響が出てきたことを考えれば「これでコロナ禍以前の水準に戻った」ことになると話し、4年以上もの長きにわたって暗い影を落としてきた新型コロナの影響がほぼなくなったことに喜びを滲ませた。
 田村社長は、旅客全体がコロナ禍前の19年同月と比べて24%減となったことに、国際線の日本人旅客の回復が遅れていることを指摘。国際線旅客数は前年同月比155%増の241万4079人で、19年比では29%減となった。そのうち日本人旅客が前年同月比126%増の77万99人となったが、19年比では53%減だった。一方の外国人旅客については前年同月比519%増の139万8104人であり、19年比では5%減とコロナ禍前とそん色ないレベルで、8月単月でも過去3番目の規模になった。