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F-15の味方識別改修40機を発注
三菱重工と約196億円で契約
防衛装備庁は先頃、「F-15の次期味方識別方式への適合化改修」40機について三菱重工と196億9056万円で契約した。次期識別方式は通称モード5と呼ばれ、NATO諸国、米国で2020年より採用されるため、自衛隊でも対応が求められているもの。
防衛省では2014年度に「F-15の次期味方識別方式への適合化改修(その1)」契約が行われて以降、2016年度に「F-15の時期味方識別方式への適合化改修及びプロビジョニング改修」契約が行われるなどしている。2016年度契約では定期修理を合せて実施している例が含まれることが防衛調達審議会議事録で明らかになっており、定期修理と合せて適合化改修を行うことが効率的なため、今回も定期修理が含まれていると見られる。なお、2020年という期限があるため、陸海空自衛隊の全航空機についての適合化改修が進められている。プロビジョニング改修というのは、新たな味方識別装置の搭載は行わないが、配線など一部先行的に準備改修を行うもの。
※写真=航空自衛隊のF-15J戦闘機(提供:航空自衛隊)