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2023.10.10

WING

ベン・グリオン空港、「通常稼働」も欠航相次ぐ

EASA、イスラエル空域対象にCBIZ発行

 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが、イスラエル南部地域やテルアビブを含む中部地域、エルサレム地域の広範囲をロケット弾などで大規模な攻撃したことを受け、イスラエル政府は10月8日、国際玄関窓口であるベン・グリオン国際空港は「通常通り稼動している」との声明を発表した。ただ、欧米系航空会社など各社は、テルアビブ線(ベン・グリオン空港)を相次いで欠航する措置に踏み切った。
 ちなみに、成田空港にも就航しているエルアル・イスラエル航空は同社ホームページ上で、「イスラエル治安当局の指示に従って運航している。フライトは予定通り運航される」との声明を発表。さらに、「テルアビブから出発するすべてのエルアル便は、当初、ターミナル1から出発する予定だった便を含め、すべてターミナル3に集約する」ことを明かした。
 加えて、航空券の変更・キャンセルなどに関する対応については、既に旅行を開始した顧客で10月21日までの復路便を変更する場合、同一クラスの予約変更手数料および運賃差額(該当する場合)はかからないものとする。10月21日以降の出発便は、運賃の差額が発生する場合があるとした。
 また、旅行を開始していない場合、出発日が10月21日以前の場合、航空券の変更または一旦停止することが可能とする。10月21日以降の出発の便に関しては、こちらも運賃の差額が発生する場合があるとしている。
 さらに、旅行を開始されていない人で、出発日が10月31日以前の場合、追加料金なしで航空券をバウチャーに変更することも可能とする。
 そうしたなか欧州航空安全庁は10月8日、イスラエルの「FIR TEL AVIV」 (LLLL)を対象とした紛争地帯情報速報(CZIB)を発行した。

※この記事の概要
・外務省、ガザ周辺は渡航中止勧告
 テルアビブ等レベル1も情勢流動的と警鐘  など