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2023.10.11

WING

SkyDrive、機体量産製造子会社「SkyWorks」立上げ

 最大で年間100台生産、スズキ磐田工場内に

 

 SkyDriveは10月10日、去る9月1日に「SKYDRIVE」(SD-05型機)を量産する製造子会社「SkyWorks」を設立したことを発表した。「SkyWorks」は最大で年間100台程度の機体を生産することができるようにする。同社の代表取締役社長には、SkyDriveの最高技術責任者(CTO)でもある岸信夫氏が就任した。
 SkyDriveによれば、自動車メーカーのスズキの協力の下、スズキグループの磐田工場(静岡県磐田市)を活用し、最大年間 100機の空飛ぶクルマの製造が可能とする。2024年春頃に製造開始を目指す方針だ。
 SkyDriveは今年6月19日(パリ現地時間)、パリ航空ショーにおいて、従来大阪・関西万博で商業運航するとしていたパイロット1名、旅客1名タイプの2名乗りとしていた「SD-05」型機を、3名乗り(うちパイロット1名)に変更することを発表。同時に機体名称も「SD-05」から「SKYDRIVE」に変更した。
 パリ航空ショーにおける会見のなかで福澤知浩最高経営責任者(CEO)は、スズキと協力して量産することに言及。当初は小規模生産となる見通しを示したが、「数年後には最大で年間100台程度を生産することができるようになる」との見通しを明らかにしていた。

 

※写真=SkyDriveはスズキ磐田工場内に生産ライン構築へ。製造子会社SkyWorksを立ち上げた(提供:SkyDrive)

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