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2023.10.16

WING

アストロボティック、「Xodiac」で初の商業打ち上げ

 月着陸時の噴射・レゴリス相互作用研究に寄与

 垂直離着陸(VTVL)再使用型ロケットの開発を進めている米国のスタートアップであるAstrobotic社(アストロボティック)は10月10日(米カリフォルニア州モハベ現地時間)、同社施設内において、顧客であるセントラルフロリダ大学(UCF)の飛行試験キャンペーンを成功裏に完了したことを明らかにした。
 この飛行試験キャンペーンでは、アストロボティックの「Xodiac」 VTVLロケットによって4度のフライトを実施した。「Xodiac」は月や惑星への着陸をシミュレートし、飛行システムやハードウェアをループ内で検証することで、さまざまなリスクを排除することを目的としたアストロボティックの第4世代のロケット動力地上着陸機だ。ちなみに、同ロケットは8年が経過した今なお飛行することが可能で、高い耐久性を発揮している。