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2023.10.16

WING

NASA、小惑星ベンヌ試料内に炭素と水の存在確認

 初期解析で判明、太陽系起源や生命誕生の謎に迫る

 米航空宇宙局(NASA)は10月11日(現地時間)、「OSIRIS-Rex」が小惑星ベンヌから持ち帰った45億年前とされる試料の初期的分析の結果、高い炭素含有がみられたほか、水の存在を示す証拠が確認されたことを明らかにした。
 NASAの科学者チームは初期的分析として、走査型電子顕微鏡による画像収集、赤外線測定、X線回折、化学元素分析などを行ったとのこと。さらに、X線CTを用いて試料粒子の3Dコンピュータモデルを作成したという。こうした初期的分析の結果、高い炭素含有量が認められたほか、水の存在を示す証拠を確認することに成功した。