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アリアンスペース、ヴェガでモロッコの衛星打上げ
アリアンスペースはこのほど、ヴェガロケット13号機により11月21日(日本時間)にモロッコの地球観測衛星モハンマドVI-Bを打上げると発表した。モハンマドVI衛星は太陽同期軌道に打上げられA、Bの2機が補完して、より早く観測地点をカバーすることができる。モハンマドVI-Aは既に打ち上げられており、モハンマドVI-Bは2機目となる。
同衛星は主に地図製作や土地測量、地域開発、農地モニタリング、自然災害の管理や防災、環境や砂漠化のモニタリング、国境や沿岸域の警備などに利用される。
システム全体の主契約者はタレス・アレニア・スペース社が務め、エアバス社が共同主契約者となっている。両社の分担は、タレスが光学機器、画像送信サブシステムを含むペイロード、画像処理や画像製作のための地上施設を提供し、一方エアバス社は衛星の主契約企業としてプラットフォーム(衛星)の提供と衛星の全体組立を担当し、さらに衛星管制設備も提供する。