ウイングトラベル
★JNTO、インバウンドが競合国より早い速度で回復
オーバーツーリズム対策、地域の実情に応じた施策展開
日本政府観光局(JNTO)は10月23日に定例のプレスブリーフィングを開催し、直近の訪日インバウンドを取り巻く状況について説明した。9月の訪日外客数は218万4300人となりコロナ禍前の2019年同月の96%水準まで回復したが、この推移について水際対策の緩和からの回復スピードが競合国を上回るペースで推移している見通しを示した。また、訪日外客の回復にあわせて懸念が高まっているオーバーツーリズムに関しては先般政府が取りまとめた政策パッケージに基づいた取り組みに加えてJNTO独自で地域の実情に応じた取り組みを推進していく方針を示した。このほか、ブリーフィングではアドベンチャー・トラベルの推進に向けた今後の展開やMICEでのサステナブル対応、東アジアを中心に展開している航空便の復便・新規就航にあわせたプロモーションについて紹介した。
9月の訪日外客数はコロナ前の96%水準に
航空便も東アジア中心に約6割の回復率