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カンタス、アライアンス社の買収を断念
規制当局反対で合併実現の道筋無し
カンタス航空が買収することを計画していたチャーター運航会社のアライアンス・アビエーション・サービス(アライアンス社)の買収計画を断念した。去る10月19日、カンタス航空は、昨年5月に締結していたアライアンス買収合意を解消することを発表した。
カンタス航空によるアライアンス社の買収計画に関しては、今年4月に豪州の公正取引委員会が公式に反対する立場を表明。一方、カンタス航空らも成長著しい豪州の資源部門における競争を減退させることなく、とりわけF100型機を統合することで運航を効率化し、旅客価値を創出するものだとして反発していた。ただ、両社は現時点において、買収計画を実現する打開策はないとして、カンタス航空によるアライアンス社の吸収合併を断念することを決めた。
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