日本に宇宙港建設を、スペースポートジャパン始動

エアバスやANAHDらも初期会員に

　日本国内に宇宙港を－－－。日本がアジアの宇宙旅行ハブになるべく、一般社団法人スペースポート・ジャパンが活動を開始した。代表理事には宇宙飛行士の山崎直子氏が就任し、様々なバックグランドを有するメンバーが脇を固める。ちなみに初期会員として、エアバス・ジャパンやANAホールディングス、丸紅、三井不動産、さらにはスカパーJSATらが加わっている。
　欧米やシンガポールなど、世界各地でスペースポート構想が打ち上げられ、米国では既に商業用宇宙「スペースポート・アメリカ」が始動中だ。
　スペースポート・ジャパンでは、日本にいち早く宇宙港を開港すべく、国内外の関連企業や団体、さらには政府機関と連携して、スペースポートの開港を目指す。宇宙港から離陸するスペースプレーン、有人ロケットなどの国内開発後押しにも繋がるとみており、日本がアジアにおける宇宙旅行ハブになることを目指す方針だ。

※写真＝ヴァージン・ギャラクティックが拠点とするスペースポート・アメリカ。日本でも宇宙港が誕生するか。厳しい競争を勝ち抜くためには早期の完成が待たれるところ（提供：スペースポート・アメリカ）