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2023.11.01

WING

BETAテクノロジーズ、「ALIA」がエグリン空軍基地到着

 11月7日に飛行実証開始、ACE構想におけるeVTOL可能性検証
 
 米空軍研究所は去る10月26日(現地時間)、米空軍のアクセレータープログラム「AFWERX」のパートナーであるBETAテクノロジーズが開発したeVTOL「ALIA」が、フロリダ州エグリン空軍基地から北方に約10マイル離れたデューク・フィールドに到着したことを発表した。米空軍に引き渡される「ALIA」は同日、複数回の低空飛行を実施したという。AFWERXによる「ALIA」の最初の飛行試験は、11月7日に実施する予定だ。
 米空軍が受領したBETAの「ALIA」は、翼幅50フィート、航続距離250マイル、最高速度138マイル。ヘリコプターよりも90%低騒音化が図られる。
 この「ALIA」は5名の乗客を輸送する能力を有しており、米空軍は今後、1000ポンドの積載能力を持つ「迅速な戦力展開」構想(Agile Combat Employment:ACE構想)の可能性を実証する方針だ。

※写真=エグリン空軍基地の北方にあるデューク・フィールドに着陸した「ALIA」(提供:米空軍研究所)