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2023.11.01

WING

JAL中間決算、売上・利益でコロナ禍前水準超え

 好調な海外発需要、日本発も想定以上の回復
 
  日本航空(JAL)は10月31日、グループの2024年3月期第2四半期連結決算(2023年4月1日~9月30日)について、売上高が前年同期比32.7%増の8209億円で、営業費用が15.6%増7366億円になり、利払い・税金引前利益のEBITが912億円(前期差910億円増)、純利益が616億円(前期差638億円増)だと発表した。
 今回の業績を2019年同期と比べると、売上高が9.6%増であり、営業費用が9.7%増、EBITが10%増、純利益が13.9%増で、いずれもコロナ禍前の水準を上回った。第1四半期に引き続き第2四半期も、回復する航空旅客を取り込んだことで増収増益となった。国際旅客は海外発需要が好調で、日本発でも回復基調で期初時点の想定を上回った。さらに国内旅客は観光需要がコロナ禍前と同じ水準まで達し、航空旅客需要は順調に回復した。

※この記事の概要
・19年同期上回る国際線収益、旅客は7割弱
 国内旅客はコロナ前の9割、売上ほぼ同程度
・就航地拡大するZIP、LCC事業は黒字化
 マイル・ライフ・インフラ収益約1.2倍に
・十分な手元資金、健全な経営確保

 フリーCFは1309億円、財務CF344億円マイナス
・足元の回復で連結予想を上方修正
 LCCは増機遅れや回復遅い中国で当初より減   など