記事検索はこちらで→
2023.11.02

WING

スターフライヤー中間期、円安重く純損失12億7100万円

 営業CF25億円超キャッシュアウト、当面の資金繰り問題なし

 スターフライヤーが10月31日に発表した2024年3月期中間決算(2023年4月1日~9月30日)によれば、売上高は前年同期比28.9%増えた190億500万円と増収となったものの、損益面では四半期純損益が12億7100万円の損失を計上した。
 旅客需要の回復が進むなか、前年同期の四半期純損失22億7700万円よりも損失幅を縮小させることに成功したが、それでも厳しい中間決算となった。なお、営業損失は17億900万円(前年同期:27億3600万円)、経常損失13億1000万円(前年同期:23億1800万円)だった。
 本邦大手航空会社の業績が好決算となる一方、中堅航空会社のスターフライヤーの業績は未だ厳しい。第2四半期(7-9月)だけ切り出せば、6億2300万円の四半期純利益を確保したようだが、それでも黒字回復とはいかなかった。