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2023.11.02

WING

超音速機の全機ロバスト低ブーム設計技術実証向け無推力実証機開発へ

 経済安保技術育成プログラムで航空・宇宙3テーマ新たに採択

 科学技術振興機構(JST)が、政府が進める経済安全保障重要技術育成プログラム(K program)に関する昨年度の公募のなかで、あらたに超音速・極超音速輸送機システムの高度化に係る要素技術開発など、航空・宇宙分野で3つの研究開発構想を採択したことが明らかになった。
 このうち超音速・極超音速輸送機システムの高度化に係る要素技術開発に関しては、例えば超音速機関連で構想開始から4年目に飛行実証を開始することを目指すなど、開始から5年以内の構想機関全体で最大120億円程度の予算措置を講じることとした。
 そのほかに採択された研究開発構想としては、災害・緊急時等に活用可能な小型無人機を含めた運航安全管理技術と、空域利用の安全性を高める複数の小型無人機等の自律制御・分散制御技術及び検知技術を採択した。