ウイングトラベル
★ドイツ観光局、2024年はコロナ前6〜7割回復見込む
長期滞在や消費額増に照準当てた旅行商品造成後押し
ドイツ観光局は2年に1度日本で開催している旅行会社と現地サプライヤーによる商談イベント「ドイツ旅行展」の開催にあわせてメディア各社との懇話会を行い、今年の日本人によるドイツ観光を取り巻く現状や今後のプロモーション方針などについて説明した。同観光局の西山晃アジア地区統括局長・日本支局長は2024年の日本人によるドイツ旅行者数の動向について、ウクライナ情勢を端緒とした航空便を始めとした旅行費の高騰トレンドが継続するため「コロナ禍前の6割から7割水準の回復率となる」という見通しを示した。その上でBtoB向けには堅調な動きを見せる高所得者・富裕層など観光消費単価の高い旅行者層に見合った旅行商品の造成に直結する取り組みに力を入れる。一方でBtoC戦略については旅行を取り巻く環境の改善を見据えて、ドイツ観光への関心喚起するためのデジタルプロモーションを一層強化していく方針を示した。
今年はコロナ禍前の50%水準での着地見込む
水際措置撤廃も為替やウクライナ情勢影響で旅行費1.5倍増