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2023.11.09

WING

日本空港ビル第2四半期決算で19年度以来の黒字化

 想定超える収益、外国人はコロナ禍前上回る水準

 日本空港ビルデングは11月8日、今年度第2四半期連結決算(2023年4月1日~9月30日)を発表した。売上高は前年同期比129.6%増の1001億4800万円で、営業利益が135億800万円(227億8100万円増)、経常利益が124億8100万円(222億4000万円増)、四半期純利益が82億3400万円(115億7500万円増)となり、コロナ禍からの回復によって第2四半期としては2019年度以来の黒字化を達成した。
 羽田空港の7~9月の状況は、国内線の航空旅客数が当初予想を1割弱下回ったものの、前年同期と比べて1.2倍になり、コロナ禍影響前の2019年同期比では約15%減の水準まで回復した。国際線では訪日外国人旅客の増加によって予想よりも1割強上回り、前年同期の4倍超になり、2019年同期比の水準をわずかながら上回る水準まで達した。商品売上高や施設利用料収入は予想以上で推移し、さらには費用面で水道光熱費や修繕費などが予想を下回っており、売上高や各利益で予想を上回る業績となった。