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2018.11.19

WING

米空軍C-130Jより陸自空挺隊員が日出生台に初めて降下

「キーンソード2019」共同訓練の一環

 米空軍横田基地はこのほど、今年の日米共同訓練「キーンソード2019」において陸上自衛隊の空挺隊員が国内で初めて、米空軍のC-130Jより大分県日出生台演習場に降下してことを明らかにした。
 訓練は11月4日、横田基地の空軍第36空輸飛行隊(36AS)のC-130J「スーパーハーキュリーズ」輸送機より、陸自第1空挺団の空挺隊員が降下したもので、アラスカから参加した米陸軍の空挺隊員がオブザーブした。36ASと第1空挺団は2015年以来、アラスカで行われる「レッドフラッグ・アラスカ」の期間に共同で降下訓練を行って来た。その経験も踏まえ、日本国内で初めてC-130Jからの降下が行われた。米空軍にとっては日出生台演習場の降下ゾーン上空を飛行するのが初めてであった。日米の異なる軍種の共同訓練は今後日米共同対処の強化に貢献するものと考えられる。

 

※写真1=九州上空を飛行するC-130Jのコクピット。ヘッドアップディスプレイや液晶計器盤など新しいコクピットだ(提供:米空軍横田基地)

※写真2=C-130J機内における陸自空挺隊員と米陸軍空挺隊員(提供:米空軍横田基地)