記事検索はこちらで→
2023.11.12

WING

エアバス、2026年にA350を月産10機に増産

 各プログラム増産で需要対応、A321XLRは来年2Q就航

 エアバスは11月8日(現地時間)、同社の第3四半期決算(1-9月)を発表するなかで、旺盛な需要があるA350の生産について、新たに2026年に月産10機へと拡大する方針を決定したことを明らかにした。さらに、同じ広胴機のA330に関しては、2024年に月産4機を生産する目標を据え置いた。
 新型コロナパンデミックからの回復が進行し、航空会社の財務状態も改善しつつある。目下、航空製造界はサプライチェーン問題等を抱えているが、一方で航空会社の業績回復に伴って新造機市場も活性化しつつある。そうした旺盛な顧客の需要に応えるべく、エアバスとしては更なる増産を図っていきたい考えだが、一方でサプライヤーは部品・素材の調達に苦心するなど、課題も抱えている。