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2018.11.19

WING

丸茂空幕長、2日F-2接触は「人的要因と推察」

年内にも詳細な調査結果を公表へ

 丸茂吉成航空幕僚長は11月16日の会見で、今月2日発生のF-2接触事案について、該当の2機からは機体・システムに異常が見付かっておらず、パイロットからの聞き取り、状況の確認など、現時点までの調査で「人的要因によるものと推定している」との考えを示した。航空自衛隊では、航空機による同程度の破損事案の調査について、事案発生から2ヵ月以内に定めているとして、年内中にも要因の詳細など発表する考えを示した。
 自衛隊では、F-2の空中接触だけでなく、今月7日には三沢基地所属の空自車両が民家へ衝突した事案が発生したほか、陸自でも誤った地点への迫撃砲発射事案など、事故が相次いでいる。丸茂空幕長は、これら事故の連続発生について、「大変申し訳なく思っており、引き続き原因を究明し、再発の防止に努めていく」と述べた。F-2の空中接触事故についてはこれまでのところ、2機による相互の目視点検中に機体が接触したことが判明している。