記事検索はこちらで→
2023.11.12

WING

ZIPAIR、今年9月に累計旅客数100万人突破

 半年間で50万人積上げ、来年度累損一掃へ

 日本航空(JAL)グループの中長距離LCCであるZIAIR Tokyo(ZIPAIR)の西田真吾社長は「今年9月に累計100万人のお客様数に到達することができた」ことを明らかにした。西田社長によれば、「今年3月に50万人を達成してから、半年で50万人を上積みするペース」と話すなど、順調に旅客数輸送実績を積み上げていることに言及した。
 去る2018年7月に、準備会社TBLが設立されたことを含めると、ZIPAIRは今年7月に創立5周年(※ZIPAIRへの商号変更:2019年3月)を迎えた。しかしながらZIPAIRのここまでに至る道程は、新型コロナパンデミックとの戦いという、まさに苦難の連続だった。
 西田社長は「フリートの増強が図られたこともあるが、やはりポイントになったのは昨年5月に水際対策が大幅に緩和されたことだろう」と振り返りつつ、「出入国者の往来が増えており、(旅客便の運航開始から)約1000日で旅客数100万人を達成した。今年3月の50万人達成後、約半年間、約200日で50万人を上積みしており、(コロナ収束によって)ペースがだいぶ変わったと感じる」と話すなど、急速い旅客数が増加している現状を説明した。

※写真=ZIPAIRの累計旅客数が100万人の大台を突破。コロナ禍という大逆風を乗り越え、上昇気流に乗った