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JAL、飲酒問題で調査結果と再発防止策提出
乗務24時間前の飲酒禁止や滞在地の飲酒禁止も
日本航空(JAL)と全日空(ANA)は11月16日、国土交通省に対して、乗員の飲酒によるトラブルについて、それぞれ再発防止策をまとめ提出した。このうちJALにおいては去る10月28日、ロンドン・ヒースロー空港発羽田空港行きのJL44便に乗務予定だった副操縦士から、イギリスの法令に定められた基準値を超えるアルコール値が検出。その副操縦士が逮捕・拘束される事態が発生した。この件を受けてJALは16日、国土交通省に対して調査の経過、および再発防止策を国土交通省航空局に提出した。再発防止策のなかには、当面の間、乗務24時間前の飲酒を禁止するほか、国内・海外滞在地における飲酒を禁止する。さらに今後は制限値を超えるアルコールが感知された場合の厳罰化も明文化するほか、アルコール検査時に地上スタッフが立ち会うことなど、様々な対策を講じることにした。