川崎重工、最新無人VTOL「K-RACER-X2」を伊那市で飛行実証

　高地でも100kgを空輸、標高0ｍなら200kg輸送可能

　川崎重工業は11月14日、長野県伊那市にある伊那スキーリゾートにおいて、同社が開発した無人VTOL機の最新実証機「K-RACER-X2」の飛行試験およびデモ飛行を実施したことを発表した。
　「K-RACER」は、山小屋などへ有人ヘリコプターが荷揚げしている業務を代替することを目的として、川崎重工が開発中の無人 VTOL 機。実証機「X2」は、旧型「X1」をベースに、山間地での物資輸送により一層適した形態・仕様に改善した新型機で、標高3100m の山小屋へ100kgの重量貨物を輸送することができる能力を持つ。