ウイングトラベル
★JTB中間決算、4年ぶりに営業黒字87億円
固定費削減、国内・訪日回復も海外旅行低迷
JTBが発表した2023年度中間期(4-9月)決算は、売上高が前年同期比32.1%増の5100億円と増収となり、営業利益は87億円、経常利益は120億円、中間利益は61億円となり、前年同期の赤字から4期ぶりに黒字に転換した。前年同期は営業損失46億円、経常損失22億円、中間損失28億円だった。2019年同期比では、売上高は25.7%減だが、営業利益は64億円からほぼ倍増、中間利益は44億円から15億円増加した。
コロナ前と比べて26%も売上高が落ちているにも関わらず、黒字に転換した最大の理由は販管費の削減にある。販管費は19年同期の1430億円から今期は1094億円に336億円、23.5%も圧縮した。このうち固定費は19年同期の1208億円から935円へ273億円も削減された。