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「日仏ビジネスサミット」で防衛・安全保障も議論
タレスのスーリス氏が日仏共同の装備品第3国輸出に言及
在日フランス商工会議所の設立100周年記念として「日仏ビジネスサミット」が11月19日都内で開かれ、「安全と防衛」と題するパネルディスカッションで、パネリストのタレス上級副社長パスカル・スーリス氏が日仏防衛産業協力に関して「共同開発装備の第3国輸出」の可能性を指摘し、注目された。これについて同氏は「あくまで政府の責任において行われることであり、民間単独ではない」ことを強調した。また、「日本は米国と防衛装備協力を強化しているが、欧州もNATOを中心に米との協力を強化しており、米NATO日の多国間共同調達によるコスト低減といった枠組みの中でも日仏協力できることがあるのではないか」とも発言した。
※写真1=パスカル・スーリス・タレス国際開発担当上級副社長
※写真2=パネルディスカッションの模様。右からスーリス氏、正木氏、キルヒバーガー氏、モデレーターのジャーナリスト、マリー=フランス・シャタン氏