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2023.11.21

ウイングトラベル

★観光庁、訪日外国人旅行単価25万円をターゲットに

 23年度補正予算活用、地方誘客を一層推進へ

 

 観光庁はコロナ禍からの観光需要回復を加速させるため、訪日外国人の地方部誘客をより強力に進めるための政策に一層注力する。このほど閣議決定された令和5年度(2023年度)補正予算案に「地方誘客促進によるインバウンド拡大」として約184億円を計上。観光立国推進基本計画で掲げる数値を上回る訪日外国人旅行者消費単価25万円を目指し、地方部の観光地や観光事業者の取り組みを支援していく。特別体験の提供などによるインバウンド消費の拡大・質向上の推進に取り組むほか、全国に津々浦々に埋もれる観光資源を掘り起こす「地域観光新発見事業」を展開していく。さらに高付加価値なインバウンド観光地づくりとして全国11カ所のモデル地域における取り組みを加速させるとともに、長期滞在や高い消費単価がみこめる海外ビジネス客に照準を当てた取り組みや大阪・関西万博に照準をあててインセンティブ旅行や企業会議の受入体制を早急に整備していく方針だ。

 

 「地域観光新発見事業」で地方へ継続的な来訪実現へ
 「地方プレミアムコンテンツ」の創出を促進