航空輸送統計9月、国際旅客の回復は75％に

　国内旅客ほぼ同水準に、貨物は低水準で推移

　国土交通省は11月28日、本邦航空運送事業者による9月分の航空輸送統計速報をまとめ、国際航空の旅客輸送量が141万2000人になり、前年同月比が113.4％増、コロナ禍前の2019年同月比が24.5％減だったと発表した。人キロベースでは73億5471万6千人キロになり、前年比73.3％増、19年比15％減で、座席利用率が78.7％となった。国際旅客は訪日旅客の急増によって、コロナ禍前の75％強、人キロベースでは85％まで回復した。
　国内定期航空では、旅客輸送量が890万6000人になり、前年比が24.4％増、19年比が3.9％減となった。人キロベースでは84億5535万6千人キロで、前年比23.6％増、19年比1.8％減で、座席利用率が75.4％となった。国内では旺盛な旅行需要によって旅客数・人キロベースともにコロナ禍前と同等の水準で推移した。