日米防衛相会談、オスプレイ事故の情報提供求める

　協力して安全対策、米隊員と地域の安全最優先

　木原稔防衛大臣は12月12日、ロイド・オースティン米国防長官と電話会談を行い、日本国内のオスプレイの飛行について、改めて安全を確認してから飛行するよう要請し、事故の状況や今後米側で取り組む安全対策について情報提供を求めた。オースティン長官は、事故機の捜索など日本の支援に謝意を示すと、米国防省では米隊員および日本のコミュニティの安全を最優先事項に置いていると説明した。
　木原大臣は電話会談で、米空軍CV-22オスプレイの事故で亡くなった8人の乗員とその家族に哀悼の意を示し、防衛省・自衛隊として引き続き事故機の速やかな収容・回収に全力を尽くす意向を示した。また、今後オスプレイの飛行については安全が最優先だとする認識を米国と共有し、事故対応を日米で緊密に連携していくことを確認した。

※写真＝改めてCV-22オスプレイ事故に関する情報提供を求め、米側から日本の支援に謝意を示した（提供:米空軍特殊作戦司令部）