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2023.12.20

WING

ルフトハンザ、欧米機体OEMに計80機発注

 オプション含め最大200機、MAXも導入へ

 

 ルフトハンザグループは12月19日(現地時間)、エアバスとボーイングに対して、あわせて80機の短・中距離線用機材を発注したことを発表した。
 エアバスとの間ではA220-300型機を確定40機分発注。これにオプションとして20機分が付随する。さらに、エアバスとの間ではA320ファミリーを40機追加発注するオプション契約も結んだ。一方、ボーイングに対しては737-8型機を確定40機発注した。同様に、オプションとして60機分が付随する。オプション分を含めれば、エアバスとボーイングにそれぞれ100機ずつ、計200機もの大量発注を行った計算だ。
 ルフトハンザグループによれば、今回発注した機材の契約額はカタログ価格で約90億ドル相当に上るとのこと。ただ、現中期計画の対象期間である2023年と2024年のグループの設備投資に重大な影響を与えるものではないと予想した。2023年の純投資は25億ユーロ~30億ユーロを見込むとし、2024年の設備投資も同様の水準になるとした。
 ルフトハンザグループの執行役員会メンバーで、機材および技術担当のデトレフ・カイザー氏は「今日の機材発注により、当社史上最大の機材近代化計画を加速している」とコメント。「これにより、約200機分の確定発注済みリストが約280機へと増加し、さらに120機分の購入オプションを有している」などと説明した。

 

※画像=エアバス、ボーイングに計80機の確定発注。オプション分を含めれば最大200機にも(提供:ルフトハンザ)

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