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2018.11.26

WING

サーブがグリペンEに初のミーティア・ミサイル搭載

スウェーデン空軍、既にグリペンC/Dには装備

 サーブはこのほど、同社製グリペンE戦闘機が初めて「ミーティア」視程外空対空ミサイル(BVRAAM)を搭載しての試験飛行に成功したことを発表した。スウェーデン空軍は既に2016年よりグリペンC/D戦闘機では世界で初めてミーティア・ミサイルの運用を始めている。その後継機となるグリペンEの試験プログラムの一環として各種武装とのインテグレーションが行われ、ミーティアとのインテグレーションもその一つとなる。
 今回の飛行試験はスウェーデンのリンシェーピンにあるサーブの飛行場で行われ、グリペンEは主翼下に2発のミーティア・ミサイルを搭載にした。サーブがスウェーデン空軍と締結したグリペンE能力拡大契約の重要なマイルストーンとして、次のステップでは異なる形態で飛行を続け、飛行領域を徐々に拡大していく。
 ミーティアはアクティブ・レーダー誘導のBVRAAMであり、他の空対空ミサイルに比べて優越した性能を持ち、昼夜間全天候で、厳しい電子戦環境下でも空中目標と自動的に交戦する能力を持っている。

 

※写真=2発のミーティア・ミサイルを搭載して初飛行したグリペンE戦闘機(提供:サーブ)