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2024.01.19

WING

航空貨物需要、11月は前年比8.3%増、4カ月連続で前年超え

 10月3.8%増から倍以上に、リスク散見も明るい兆候も

 国際航空運送協会(IATA)がまとめた昨年11月の航空貨物市場のデータによれば、その前年の2022年11月の貨物需要が低調だったことにも起因するが、4カ月連続で航空貨物需要が前年実績を上回ったことが明らかになった。
 航空貨物需要を示すCTKは対前年同月比8.3%増加。このうち国際線のCTKの伸びは8.1%だった。
 一方、貨物スペースの供給量を表すACTKは2022年11月と比較して13.7%拡大。このうち国際線は11.6%増加した。キャパシティ拡大の大半は、国際線旅客市場がアフターコロナのなかで旅客便の運航回復が続くなか、引き続き旅客機のベリースペースの供給が拡大していることによるもの。
 ちなみに、コロナ前の2019年11月実績と比較すると、CTKは2.5%減、ACTKは4.1%増となっている。