マルケージ氏の足跡を紹介するイベント開催

伊料理界の巨匠、財団とイタリア政観が共催

　イタリア政府観光局（ENIT）は11月26日、東京都内で世界的に著名なイタリア人料理人であるグアルティロ・マルケージ氏に関するイベントを開催した。当日は、マルケージ氏の功績を伝えるドキュメンタリー映画の上映会が行われた。また、レセプションには旅行業界関係者を始めイタリアにゆかりのある人々が多数参加。会場では同氏の代表作である料理が再現され参加者に振る舞われ、イタリア料理に革新をもたらしたといわれる作品に舌鼓を打っていた。
　今回の企画は、ENITとマルゲージ財団が共同で世界各地で行われている「グアルティエロ・マルケージ・グレート・イタリアン ワールドツアー」の一環として行われたもの。ワールドツアーは11月12日にシカゴで開幕。その後、ニューヨーク、香港、北京を経て東京で開催された。東京以降はパリ、ロンドン、ベルリン、モスクワと回り、来年3月にはマルケージ氏の故郷であるミラノでフィナーレを迎えることになる。
　マルケージ氏は伝統的なイタリア料理に変革をもたらし、イタリア料理と文化を世界的ステージに高めた偉大なシェフで昨年逝去した。イタリア人シェフとしてミシュランの3つ星を獲得するとともに、マルケージ氏の弟子が世界中で活躍している。

※写真＝イベントを主催した関係者、写真左から3番目がマルケージ財団のエンリコ・ダンドーロCEO、右から2番目は駐日イタリア大使館のジョルジョ・スタラーチェ大使、右端はイタリア政府観光局の三浦真樹子氏