日機装、ジョビー向けCFRP構造部品初出荷

　日機装1月22日、連結子会社である宮崎日機装が運営する宮崎工場から、ジョビー・アビエーションが開発するeVTOLに使用する部品を初出荷したことを発表した。
　日機装が出荷した部品は炭素繊維複合材（CFRP）製の構造部品。日機装は航空機エンジン用のナセル部品であるカスケードを軸に、CFRP製品は同社の十八番の技術だ。その高い技術力を活かし、eVTOL分野においてもCFRP構造部品を手掛けることになった。
　日機装は去る2021年に、ジョビー・アビエーションからeVTOLの構成部品を供給するサプライヤーに選出された。それ以降、日機装はエンジニアをジョビー・アビエーションに派遣するなど技術交流を深めた一方、ジョビー・アビエーションのエンジニアを宮崎工場に招いて生産立ち上げに向けた議論を行うなど、出荷に向けた準備を進めてきていた。

※写真＝日機装がジョビーにCFRP構造部品を出荷（提供：ジョビー・アビエーション）