日ASEAN防衛協力「ジャスミン」で新ステージへ

　都内で防衛次官級会合、東ティモールも参加

　防衛省は1月30日、都内ホテルで「第13回日ASEAN防衛当局次官級会合」を開き、昨年11月の第8回日ASEAN防衛担当大臣会合で日本側が示した防衛協力強化のための日ASEAN大臣イニシアティヴ「ジャスミン（Japan-ASEAN Ministerial Initiative for Enhanced Defense Cooperation）」を確認し、日ASEAN間の防衛協力を新たな段階へ進める必要があることを強調した。また今回初めて、ASEAN加盟が原則合意される東ティモールがオブザーバーとして参加した。
　この度の会合では、厳しさと複雑さの増す安全保障環境の中、昨年12月の日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議で採択された「共同ビジョン・ステートメント」でも確認された「自由で開かれたルールに基づくインド太平洋地域を促進するとの共通の考え」に基づき、ジャスミンによって防衛協力を新たな段階へ進める必要があるとした。