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2024.02.01

WING

ANAHD第3四半期、営業利益が過去最高の2101億円

 国内・国際線ともに旅客需要好調、純利益1489億円に

 

 ANAホールディングスが1月31日に発表した2024年第3四半期決算(2023年4月1日~12月31日)によると、国内線、国際線ともに好調に推移した旅客需要を着実に取り込むことに成功し、売上高は前年同期比22.6%増加した1兆5435億円と増収を記録。営業費用は生産連動費用が増加したものの、費用増加率は売上の伸びに比べて抑えることに成功し、営業利益は112.3%増えた2101億円となった。経常利益も124.3%増の2071億円となり、四半期純利益は137.9%増加した1489億円となった。営業利益ベースでは、第3四半期として過去最高を記録した。
 ANAホールディングスの中堀公博CFO(上席執行役員)が同日、都内で記者会見に臨んだ。
 主力の航空事業の売上高は前年同期に比べて2741億円増加した1兆4081億円と好調。営業利益も1044億円増加した2036億円と、大幅な増益となった。ウクライナおよび中東情勢といった地政学的リスクが散見されるものの、旅客需要の回復が続いており、なかでも国際線の訪日需要が好調に推移。売上高が前年を大きく上回った。

 

 国際旅客収入、訪日・レジャー増で89.9%増
 国内旅客は26.6%増、LCC収入も62.5%増と好調

 

 このうち国際線旅客事業(ANAブランド)の旅客収入は前年同期比89.9%伸びた5515億円だった。日本発ビジネス需要が堅調に推移したことに加えて、訪日需要と日本発レジャー需要を取り込んだ結果、旅客数は88.5%増加した531万人となるなど、大幅に改善が進んだ。

 

※写真=足下の旅客需要が好調に推移するなど営業利益が第3四半期として過去最高を記録

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