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2024.02.01

WING

ボーイングCEO、「次の1機1機に集中を」

 品質改善へ現場の声に耳を傾け支援を

 

 ボーイングのデイビット・カルフーン社長兼最高経営責任者(CEO)は2023年決算を発表した1月31日(現地時間)、従業員に向けて、「次の1機1機に集中していくだけだ。最終的には、それが当社の業績の原動力となる」とのメッセージを発するなど、品質改善に向けて集中して取り組むことを求めた。
 カルフーンCEOは「2023年の業績を発表したが、私の関心は引き続きアラスカ航空1282便の事故と、当社の品質強化のために全社を挙げて取り組んでいるアクションにある」とコメント。「この数週間、私は多くの皆様とお話しし、お客様、規制当局、議員とも厳しく直接対話をしてきた」ことを振り返りつつ、「彼らは我々に失望しており、我々はステークホルダーの信頼を得るために多くのことを証明しなければならない」とし、「そのためのメッセージやスローガンはない。必要なのは透明性と実証された行動であり、それは一人ひとりが互いの意見に耳を傾け、発言を約束することから始まるもの」であることを強調した。

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