記事検索はこちらで→
2024.02.05

WING

大韓・アシアナ合併、日本の公取が承認

 ソウル・釜山線7路線が条件付きも
 

 

 大韓航空とアシアナ航空の合併を、日本の公正取引委員会が去る1月31日付で承認した。これにより両航空の合併承認に必要な14カ国うち、米国とEUを除く12カ国・地域が合併を承認したかたちだ。すでにトルコ、台湾、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、韓国、シンガポール、オーストラリア、中国、英国において、両航空の合併審査プロセスを終えているという。
 大韓航空は2021年1月に公正取引委員会に書類を提出。それ以降、合併を承認するか否か、調査が進められてきていた。
 大韓航空は、日本の競争当局が合併を承認したことについて、「地理的には韓国に最も近く、北東アジアのハブ空港の座をめぐって激しい競争が繰り広げられている。このような厄介な問題を抱える日本の競争当局でさえ、両社の合併を承認しており、日本の承認が米国とEUの残りの承認決定にプラスの影響を与えることが期待される」との見解を示すなど、日本の公正取引委員会による合併承認の意義を強調した。

 

※写真=日本の公取が大韓・アシアナ合併を承認した(提供:大韓航空)

お試し価格で全文公開中