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エア・ドゥ中間期、営業利益18.4%減の29億円
路線廃止や減便するも、座席利用率は3.1ポ増の77%
AIRDO(エア・ドゥ)が発表した2018年度3月期中間決算によると、本業の儲けを示す営業利益は、前年同期比18.4%減少した29億5300万円となった。営業収入は8.5%減少した236億6000万円で、営業外収益および営業外費用を加減した経常利益は21.4%減少した25億6900万円となり、中間純利益は34.5%減少した14億1800万円となった。
エア・ドゥによれば、国内航空業界においては競合他社との競争激化や、原油価格も上昇基調の動きが見られることから一層動向に注視する必要があるとしている。このような状況下で今年は就航20周年記念となる年であり、中期経営戦略の最終年でもあることから、定時運航率向上キャンペーンや計画増便等を140便設定したほか、営業面でも精微な座席コントロールを行った。また9月6日の北海道胆振東部地震では、臨時便運航や救援物資の無償輸送等に取り組み、「元気です北海道」キャンペーンへの賛同しての特別割引運賃等の値下げを行う等「北海道の翼」として地域貢献活動に取り組んだ。
※写真=中間決算では営業利益18.4%減の29億円となった