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2024.02.08

WING

海自、外洋練習航海で南シナ海などへ派遣

2隻で諸外国との親善訓練で海外の理解深化

 海上自衛隊は2月7日から3月14日まで、南シナ海などへ艦艇を派遣して令和5年度外洋練習航海を行う。護衛艦「すずなみ」と練習艦「しまかぜ」の2隻に、実習員として第57期一般幹部候補生課程(部内課程)卒業生を含む約440人を乗せ、国際感覚のかん養と、訪問国との友好親善の増進を図り、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に寄与する。
 外洋練習航海は実習員を対象に、初級幹部自衛官に必要な実務の知識と技能を修得させる。それとともに諸外国と親善訓練などを行うほか、南シナ海などの海域を航行することで、海外諸国の活動状況について理解を深めることが目的となっている。今回の訪問国はブルネイのムアラ、カンボジアのシハヌークビル、ベトナムのハイフォンを予定している。
 指揮官は、第1練習隊司令の柳原誠1等海佐。