エンブラエル、インドのマヒンドラとC-390で協業

　印空軍次期輸送機選定に提案、産業化計画策定へ

　エンブラエルとインドのマヒンドラは2月9日（ニューデリー現地時間）、エンブラエルが開発した中型輸送機「C-390ミレニアム」に関して協業する覚書（MOU）を締結したことを発表した。MOUは、エンブラエル・ディフェンス＆セキュリティと、マヒンドラの完全子会社で、電子機器や装甲車、セキュリティ関連製品の事業を展開しているマヒンドラ・ディフェンス・システムズの間で締結されたもの。
　この協業はインド空軍の次期中型輸送機（MTA）調達プロジェクトに向けたもので、「C-390ミレニアム・マルチミッション機」の調達を共同で目指す。地元インドの航空宇宙産業界との接触を拡大し、同プロジェクトにおける現地における産業化計画の策定をスタートするという。

※写真＝インド空軍の次期輸送機提案でマヒンドラと協力。C-390を提案する（提供：エンブラエル）