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2018.11.28

ウイングトラベル

りそな総研、来場2800万人うち訪日300万人

万博経済効果、関西1.3兆円、全国2.2兆円

 大阪・関西万博の2025年開催が決定したことを受けて、りそな総合研究所がまとめた大阪・関西万博開催による訪日外国人旅行者の集客見込み数は、来場者2800万人のうち10.7%の300万人を訪日客が占めるとし、うち全体の5%の140万人が万博を目当てに日本を訪れる、言い換えると、万博がなければ訪れなかったと推定した。それ以外の160万人は万博以外の観光が主目的で、うち関西圏内から100万人
関西圏外から60万人が訪れると予想している。
 この推定の背景には、2005年の愛知万博では外国人比率が5%前後だったことを踏まえている。ただ、当時よりも訪日外国人が大きく増えているほか、観光地としての大阪の人気の高さを考えると、今回は全体の10%前後の来場が期待できるとし想定した。
 りそな総合研究所が試算した大阪・関西万博開催の経済波及効果は、関西で1兆3000億円、全国で2兆2000億円と試算した。これは、直接効果と第一次波及効果を合計したもので、試算の前提となるのは建設費2000億円、運営費2000億円、来場者消費9000億で、関西2府5県の経済波及効果は建設効果3000億円、開催効果1兆円、全国は建設効果4000億円、開催効果が1兆9000億円とした。