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2024.02.17

WING

米、極超音速・弾道ミサイル監視・追尾衛星を軌道投入

 MDAのHBTSS2基とSDAのPWSAトランシェ0最後の4基

 米ミサイル防衛局(MDA)と宇宙開発局(SDA)は2月14日(現地時間)、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地のスペース・ローンチ・コンプレックス40から6基の衛星を、スペースXの「ファルコン9」ロケットを使って地球低軌道に投入したことを明らかにした。
 軌道投入した6基の衛星のうち、2基はMDAの極超音速・弾道追尾宇宙センサー(HBTSS)衛星。残る4基はSDAの拡散型戦闘宇宙アーキテクチャー(PWSA:Proliferated Warfighter Space Architecture)のトランシェ0(T0)の最後の追跡衛星群だった。2年間に亘って軌道上試験が行われることになるが、それに先立って今後数週間に亘り、MDAとSDAのエンジニアが、衛星が期待通りに動作しているか、他システムと通信を確立など、一連の確認作業を行うとしている。