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2024.02.21

WING

パイロットレス技術はここまで来た!米軍が演習で貨物輸送

 ACE作戦へ自律飛行機組み込み、その効果を実証

 

 航空機のモジュール式自律化技術の研究開発を進めている米国のスタートアップであるXwingが、米空軍の「AGILE FLAG 24-1」統合軍演習の一部として、貨物を自律的に輸送することに成功した。
 Xwingは前述したように自律飛行技術の研究開発を推進しており、いわゆるパイロットレスの技術を実証している。2016年に米カリフォルニア州北部に誕生した同社は、さまざまな航空機にシームレスに統合することができるように設計していることが特長の一つだ。あらゆる空域で地上から監視したパイロットレスの航空機を安全に運航する能力を提供することを目指している。
 複数の航空機メーカーと協力し、同社の自律飛行機能を製品に統合することを進めており、これによりオペレーターは、従来のパイロットによる操縦では実現不可能、非現実的、あるいは高コストとなるミッションに挑むことができる。

 

 1週間の米空軍演習で2800マイル飛行
 混雑空域にも溶け込むことに成功

 

 米軍は昨今、eVTOLを輸送ミッションに組み込む実証を進めるなど、新たなツールを活用して、輸送ミッションの効率化、低コスト化をさまざまなところで検証している。今回のXwingの自律航空機の演習参加も、同様の観点から行われたものと思われる。

※写真=自律化した航空機を使って米空軍の演習でACE作戦に組み込み(提供:Xwing)

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