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JAC、運航乗務員の飲酒により4便が遅延
機長から基準値2倍のアルコール検知
日本エアコミューター(JAC)は11月28日に、乗務予定の機長から乗務前のアルコール検査で制限値を超えるアルコール濃度を検知ことによる乗員交代の影響で鹿児島08:50発、屋久島09:25着のJC3741便と当該機を使用予定だった当該便を含む計4便に遅れが発生したと発表した。
JACが発表した事案の概要としては、当該便の機長が鹿児島空港のオフィスに出社した際に第3者立ち会いのもとアルコール検知器を使用し検査を実施したところ、制限値である0.1mg/lの2倍の0.2mg/lが検出。当該便は機長1名と副機長1名で運航予定であったが、社内規定により機長交代が必要と判断したため、当該便は1時間遅れで出発した。この関係で当該機を使用予定だった当該便を含む計4便に遅れが発生したというもの。
JACは今回の事案に対し、「乗務員の飲酒に関し厳格な対応が求められている中、このような事例を発生させてしまいましたことを、大変重く受け止めている」とし、利用客や関係各位に謝罪すると共に再発防止に向けた取組みを徹底するとした。また親会社の日本航空(JAL)も「JALグループとしてこのような事例を発生させてしまいましたことを、大変重く受け止めている」としてJACと同様に謝罪と再発防止に向けた取組みを徹底するとしている。