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静岡大、金ナノ粒子のカラーフィルム開発に成功
宇宙など過酷環境で活用できるカラーフィルタに応用も
静岡大学工学部の小野篤史教授の研究グループが、金のナノ粒子でできたカラーフィルムを開発することに成功した。今後、フレキシブルディスプレイや宇宙などの過酷環境下においても使えるようなカメラのカラーフィルタへの応用に繋がることが期待されるという。
開発に成功したカラーフィルムは、直径50nm(ナノメートルは10億分の1メートル)程度の金のナノ粒子をおよそ100億個並べた膜で作製しており、金のナノ粒子固有の発色を示し、高い色彩性を有するカラーフィルムとのことで、ステンドグラスのように半永久的に色褪せることがないという。さらに、柔軟性と伸縮性を有するなどといった特徴を持つ。