シンガポール、40年代から航空分野で1日最大50t液体水素消費

　50年代以降は最大600トンにも、20カ国74空港に就航可能

　エアバスやチャンギ空港グループ、シンガポール民間航空局（CAAC）、ドイツの産業ガス大手のリンデらで結成したシンガポール水素協力委員会（The Singapore Hydrogen Cooperation Committee）は去る2月22日（シンガポール現地時間）、シンガポールの航空部門において、2040年代から1日あたり最大50トン、2050年以降は最大600トンの液体水素を消費する可能性があるとの予測結果を明らかにした。このシナリオは定員100～200名クラスの航空機で、航続距離1000～2000海里（1852～3704km）の水素航空機が、2035～2040年にシンガポールで就航することを想定している。

※画像＝シンガポール水素協力委員会が40年代以降の水素航空機による水素消費量を試算。SAFを補完していくことに（提供：エアバス）