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2024.03.03

WING

MetCom・JAXA、地下・屋内外問わず位置情報提供へ

 地上波方式測位システムで共創、数cm級の精度目指す

 MetComと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月29日、「地上波方式測位システム」に関する共創活動を開始することを発表した。
両者によれば、この共創活動ではMetComが提供することを目指す都市部で地下・屋内・屋外問わずシームレスな位置情報の提供を可能にするMBS(Metropolitan Beacon System)三次元測位サービスに、センチメータ級測位補強信号を活用した高精度単独測位「MADOCA-PPP」による時刻同期情報を組み込むことで、地上波測位の精度に寄与する基地局間の時刻同期精度を、数メートル級から数センチメートル級の誤差にするなど、2桁向上を目指す。
 共創活動では、最初の1~2年で、それぞれの研究開発を推進し、その成果をMBS三次元測位システムへ組み込み、高精度で安全な地上波方式測位システムの実現を目指す方針だ。